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住宅ローンの審査結果が「いい回答ではなかった」場合は?

実際に住宅ローンの審査結果が望ましい回答でなかった場合、どうすればいいのかをご紹介します。

うまくいかない理由について考えてみよう!

金融機関はローンの謝絶理由は基本的に教えてくれません。なぜなら保証会社の判断であったり、個人信用情報によるものだったりと金融機関だけでは判断できないことも沢山あるからです。なので、ここでは一般的に考えうる理由について整理してみました。

①金額・期間(ローン金額・毎月の返済額が過大ではないか)
まず、身の丈にあった金額を超えていると審査はうまくいきません。年収が上がれば返済負担率は減りますが、年収はそう簡単に上がらないかと思います。返済負担率などを計算してみて明らかにオーバーしている場合は、借入額を少なくするか、期間を長くして毎月の返済額を減らすかなどを考えてみましょう。

②勤務先・勤務年数(収入の安定性に関わる)
転職したばかりの人や勤務先が倒産しそうな人などは不利になります。また給与体系が歩合給などで収入が不安定な人、危険な作業が多い業種の方なども不利になるケースがあります。また自営業の方や会社を経営している方はその会社の決算書がかなり重要になります。

③健康状況に問題がある
団信に加入できないことが判明した場合、2つの選択肢があります。
一つ目は「ワイド団信」に加入するケース、二つ目は「団信に加入せずにローンを組む」ケースです。
ワイド団信は通常の団信より緩い条件で加入できる保険で、過去に大きな病気をしていたり持病があっても、場合によっては加入できるケースがあります。(ワイド団信があるか?は金融機関によって変わります)また、団信に加入しなくても借入できる代表的な住宅ローンに「フラット35」があります。

④個人信用情報(過去のローン返済履歴)に問題がある
経験上、ここにたどり着くことが多いですが皆さんの過去の履歴に問題があった場合、まずは信用情報の情報開示をおススメします。その内容を確認し、いつの何の取引に問題があったのかを知ることが大事です。万が一ご自身に身に覚えのないものがあったり、内容に不服がある場合は弁護士を通じて異議申し立てをすることもできます。延滞履歴は一般的に5年で解消されるものが多いので、時間で解決する為にも早めに知っておくことが何より大事です。

⑤土地・建物に問題がある
住宅ローンはヒトの審査だけでなくモノの審査も行っています。対象の物件・不動産に問題があると住宅ローンが利用できないことがあります。身内同士の不動産の受け渡しや、法律を守っていない住宅だったりするとトラブルのもとです。

皆さんにできることは何?

もし審査の結果がいい結果ではなかった場合、あきらめるしかないのでしょうか?

そこで私たちの出番なのですが、まずはうまくいかない理由を知る事が大事です。ローンの審査が通らなかったことを恥ずかしがる方も多いですが、前に進むためにはまだまだやる事がありますよね?

単純に知識がある人間の力を借りることは解決の近道だと思います。しっかりと事前に状況をヒヤリングさせていただいて、個人情報を開示請求して問題点を把握する。その内容を踏まえて金融機関を選定し、対策を練る。案外何とかなることも多いですよ。

まずはご相談ください。