住宅ローンでスムーズに承認をもらう為にやる「裏技的」な内容とは?
住宅ローンの審査は、借入希望者の返済能力や信用力を確認する為のかなり重要なイベントです。しかし審査自体はハウスメーカーの営業担当や不動産屋の営業担当、また金融機関の担当者に指示されるがままに出している事が大半だと思います。
それで普通に承認がもらえればいいですが、何故かNGをもらってしまい・・・・
実はこのような事態は、少しの工夫や事前準備をすることで回避することができます。
今回は住宅ローンの審査をよりスムーズに進める為に必要な「裏技的内容」を解説いたします。
1. 信用情報を事前にチェックする
住宅ローンの審査では、個人信用情報機関(CIC、JICCなど)に登録されているあなたの情報がチェックされます。過去のクレジットカードやローン返済の遅延履歴、延滞記録があれば当然金融機関の審査に影響します。当社では、あなた自身の返済状況に自信がない場合には必ず事前に信用情報を取得するところからスタートをします。
- 信用情報の開示請求
事前に信用情報を自分で確認しましょう。不備や誤情報があれば修正を依頼できます。 - スコア改善策
過去の滞納がある場合でも、直近6~12ヶ月間のクレジット利用履歴を整えておくと、信用度が上がる可能性があります。
2. 借入希望額を適切に設定する
収入に対して無理のある借入額を設定すると審査で不利になります。
一般的には返済負担率35%以下(年収に対する年間返済額の割合)が目安とはなりますので、そこをベースにまずは考えて組み立てます。
- 年収倍率を意識
年収の5~6倍程度に借入額を抑えると、審査通過の可能性が上がります。 - 頭金を増やす
借入額を減らすために頭金を多めに用意することで、金融機関の印象を良くすることが可能です。 - 共同名義で申請する
配偶者や親族との共同名義で申請することで、収入合算が可能になり、借入可能額を増やせます。
3. 安定した収入を証明する
金融機関は安定した収入を重視します。公務員は絶対有利ですがサラリーマン等の正社員の場合も、もちろん有利です。また、契約社員や個人事業主でもある程度の対策次第では審査を通過できます。
- 在籍期間をアピール
勤務年数が1年以上であれば、安定性を証明しやすくなります。転職直後であれば、同業種への転職である等のプラス材料を強調しましょう。 - 収入証明書の準備
源泉徴収票や確定申告書(青色申告書など)を整えておきます。個人事業主の場合は直近3年分の書類を用意すると安心です。 - 副収入を活用
副業収入や不動産収入などがある場合は、それも加味してもらえる場合があります。
4. 負債状況を整理する
他の借入(カードローン、リボ払いなど)がある場合、総返済負担率が高くなり審査に不利です。
- 借入を一括返済
少額の借入は住宅ローン申請前に完済し、負債ゼロの状態で申請するのが理想です。(ただし、注意点はあります) - リボ払いの残高を減らす
リボ払いの利用が多いと信用度が下がるため、事前に返済を進めるなどの準備を整えておきましょう。 - 借入状況は正直に申告
隠し事があると審査でわかった際に信用を失うため、正確な情報を提供することが重要です。
5. 金融機関の選び方を工夫する
実は銀行によって審査基準が異なります。一般的にはメガバンクの方が審査が厳しい一方で、地方銀行やネット銀行(その中でも審査基準は違います)は、まだ柔軟な対応をする場合があります。
- 複数の銀行で事前審査を計画する
当社ではむやみにはお勧めしませんが、先ほどお伝えしたように金融機関ごとに審査基準が異なるため、事前に調査して複数の銀行を使い分けることで審査通過のチャンスを増やします。 - フラット35の活用
フラット35は公的な住宅ローンで、審査基準が緩やかなことが特徴です。民間の審査に通りにくい場合の選択肢としては有効ですが、事前審査を鵜吞みには出来ない特徴はあります。 - 銀行の提携不動産会社を利用する
提携不動産会社経由で申し込むと、銀行側が物件評価を高く見積もる場合があり、審査に有利になることがあります。(その不動産屋と金融機関の付き合い次第ではある)
6. 物件の評価を最大限に活かす
金融機関は物件そのものの価値も審査の重要なポイントとしています。担保価値が低い物件は、審査通過が難しくなるため注意が必要です。
- 築年数の新しい物件を選ぶ
古い物件よりも新しい物件の方が、圧倒的に担保価値が高く評価されます。 - エリアの将来性を説明
人気エリアや再開発が進む地域の物件であれば、金融機関からの評価が上がることがあります。
7. 保証人や連帯保証人を活用する
金融機関によっては、保証人や連帯保証人を付けることで審査に通りやすくなるケースもあります。
- 親族を保証人にする
収入や資産が十分な親族を保証人に設定することで、金融機関の安心感が増します。 - 保証会社を利用する
保証会社の審査を通過すれば、連帯保証人なしで審査を通過できる場合があります。
8. ローン申請書の記入を丁寧に
申請書の内容に不備(記載事項が曖昧、わかりにくい等)があると、審査が進まないことがあります。
- 金融機関の担当者に相談する
記入ミスや記載忘れを防ぐため、担当者に確認しながら進めることをおすすめします。 - 提出書類をチェックリストで確認
必要書類(身分証明書、収入証明書、住民票など)を漏れなく準備しましょう。
9. 審査前後の行動に注意する
審査期間中の不用意な行動が、不利な結果を招く場合もあることをお忘れなく。
- 新たな借入を控える
住宅ローンの審査中に新しいクレジットカードを作成したり、他の借入を増やしたりは絶対にしないでください。 - 残高を増やしておく
審査する金融機関の口座をお持ちなら、その預金残高を増やしておくとプラス材料になります。
まとめ
特に審査に不安がない場合は別として一般的には住宅ローンの審査を無事に通過するためには、ある程度の事前準備はとても重要になります。
「信用情報の確認」「適切な借入額の設定」「金融機関選びの工夫」などを実践することだけでも、審査に不安がある場合は、かなり有利な状況を作り出せます。
これらの裏技をまずはしっかり理解して、上手に活用して、できるだけいい条件で金融機関から住宅ローンを勝ち取りましょう!
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