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住宅ローン系のネタ

事前審査承認済みでも本審査で非承認の理由④

前回の続きです。

本審査でNGになる4つのパターン

住宅ローンの事前審査で承認されていても、本審査で非承認となる4つのパターンをご紹介したいと思います。

1:ネット系銀行での事前審査

これは先に説明した通りでネット系銀行の場合は、個人信用調査をかけていないことが多いのです。

ネット系銀行の場合は、一部AIを使いながら借入者の勤務先や年収等から借入額に対しての返済比率を出して融資基準に乗るかどうかの判断で事前審査承認を出しております。もちろん、個人信用情報にかけているネット系銀行もあるとは思いますが、まだまだ人的に審査をしている部分もあると思うのですが、あくまでも機械的に審査していることも多いため、実際の本審査で個別担当者が審査した際にNGになるという事があると思います。

ネット系銀行の内部のことまでは分かりませんが、有店舗での銀行と違い一人の社員が対応する顧客数が有店舗とネット系の無店舗銀行では違うという事です。ネット系銀行の場合は、AI等を駆使しながら機械的な判断で回していくか、もしくは研修教育等を受けた外部業者等の派遣社員が受信して、マニュアル通りに判断しているんじゃないかな?と思います。

2:売買契約後に別の新たな借り入れ

事前審査での個人信用情報の状況と、本審査での個人信用情報の状況が違えば、本審査で非承認となる可能性があります。

どういう事かというと、事前審査での個人信用情報調査では問題ない状態であったとしても、本審査での個人信用情報での調査をした際に、既存の借り入れ返済が滞納していたなんてことがあったら、本審査NGとなってしまう可能性はかなり高いです。

また、事前審査をしてから契約締結後に本審査をするまでの間には、ある程度の期間があります。

事前審査の時点では他の借り入れが無かったとしても、審査後に車をローンで購入したり、キャッシングをしたりするというのはかなり問題です。

事前審査承認を得ていても、安心はしないでください!!

もちろん、本審査の際にも個人信用情報をかけ直しますので、売買契約後に新たにローンを組んだり、既存の借り入れ返済の滞納が出てくると、そこで本審査NGとなってしまう可能性があります。キャッシングして頭金を工面しようなんて、とんでもない話です。

あと、審査では年収に対して借入の返済額の比率も見るのですが、金融機関によって審査上での審査金利の違いはありますが大体毎年の返済額を「年収の30%に収まるように」見ております。当然、毎年の借入額は既存の借り入れがあれば、それも審査の対象となり返済比率にかかわってきます。

ですので事前審査承認を得たからと、安心して売買契約後にオートローンで新車購入なんてしたら、仮に事前審査の段階で返済比率が30%ギリギリだとすると、本審査で返済比率が余裕にオーバーしてしまうので、非承認となってしまうのです。

3:審査での内容と面談での言動が違う

先にも説明しましたが金融機関は「この人にお金を貸してもちゃんと返してくれるのかどうか?」ということを見ております。審査で申請した書類の内容と実際に本人と面談した際に行っていることが違ったり、少しでも銀行担当者が引っかかるようなことがあれば本審査で非承認とされてしまう可能性は十分にあります。

隠していても、調べれば分かりますので・・・

審査出した後に「実は・・・・」と言われても、後からの修正は一番審査での不信感を持たれるだけですのでご注意ください。

少しでも不安があればあらかじめご相談いただければ、いくらでも対処法はあると思いますので隠さずに正直に伝えていただければと思います。

4:事前審査と本審査の時で状況が違う

事前審査の時と本審査の時で状況が違うという場合でたまにあるのは、例えば事前審査と本審査で年をまたぐ場合です。

事前審査で提出した源泉徴収票上や所得額証明書の年収と、年が明けて本審査を申し込む際に提出を求められる新たな源泉徴収票上の年収が大幅に下がっているような場合です。

極端ですが事前審査の時は年収800万円あったのが、年をまたいで新たな源泉徴収票の提出では年収500万円になっていたなんてことがあったら、全く返済比率が異なってきますよね?

例えば、歩合制の営業マンであったり、引き抜き等で転職していたなんてことでもありえますよね。

特に「転職」に関しては、勤続年数を審査対象としてみておりますので先ほどの審査の時面談の時で内容が違うとなると、その時点でNGとなってしまう可能性が高くなります。

転職では「プラスの転職」と「マイナスの転職」で見るケースもありますので、その場合はあらかじめ審査を出す前に金融機関か私たちのような詳しい人間に相談しながら審査を出した方が得策です。

本日はここまで