事前審査承認済みでも本審査で非承認の理由①
住宅ローンの事前審査で承認されたとしても、本審査で非承認となる場合が以外にもあります。
その金融機関に非承認の理由を問い合わせても、返答は・・・
『総合的な判断で今回住宅ローンをお受けすることが出来ません』
これ鉄板の返しトークなのですが、いくら聞いても「総合的な判断で」としか言われません。
何故?
本日から数回に分けて「事前審査で承認を得ているのに本審査で非承認となってしまうのか?」について解説していきます。
そもそも、住宅ローン審査で金融機関は何を見ているのか?
1,融資審査で見る2つの評価
住宅ローン審査で金融機関がどういったところを見ているのか?というと、簡単に言ってしまえば「この人にお金を貸してもちゃんと返済してくれるかどうか」を見ているという事です。
当たり前だろ!!と思われる方が多いと思いますが、金融機関はその当たり前のことを「総合的にみている」んです。
ちなみに、住宅ローンを融資する際には属性評価と担保評価を金融機関は見ております。
属性評価とは、住宅ローンを借り入れるその人自身の評価の事。
担保評価とは、購入しようとしている不動産そのものの評価の事。
では、属性評価と担保評価はどういう分類で見ているか?
属性評価 | 個人信用調査 |
勤務先と勤続年数 | |
収入 | |
借入時の年齢 | |
担保評価 | 担保物件の評価 |
登記事項 | |
建物の遵法性 |
金融機関により融資審査の基準等は異なりますが、見ているポイントとしては概ね同じような事項を見ております。
本日はここまで。次回に続く