クレジットカードでローン審査が通らない時の4つの解決方法
○使わないクレジットカードはすべて解約する
使わないクレジットカードがあったらカード会社に電話をすればよいですが、このときにポイントとしては
・解約証明書を送ってもらうこと
・電話の際、窓口の方の名前をしっかり聞くこと
です。なぜ解約証明書が必要になるかというと、使わないクレジットカードを解約したとしても、CICなどの個人信用情報はすぐに反映されず、最後に使用した日・もしくは解約した日から5年間は情報が保存されます。
銀行の審査はあなたの個人信用情報をみて審査をします。
「個人信用情報」ではカードを使用しておりますが「解約証明書」をつけることで、銀行にクレジットカードを解約したという証明になるのです。
そしてもう一つ担当者の名前を聞くことに関しては、担当者が忘れている可能性があるからです。
以前、私のお客様でも○○社のクレジットカードを解約した際に「解約証明書」を依頼しておりましたが、見事にすっぽかされました。その際の「担当者の名前」を覚えていたので、即時再送付されて事なきを得ましたが、そうでなければそのまますっぽかされていたと思います。
○どうしても解約できない場合はキャッシング枠を減らしてもらう
クレジットカードで光熱費などのライフラインを支払っていたり、楽天カードなどでポイントを集める為に買い物をしている人も多数いらっしゃいますよね?その場合は、なかなかすぐに解約することが難しいと思います。
「キャッシング枠」というのは、カードを使用すればするだけ増えるものですが、カード会社に電話をしてキャッシング枠を減らしてもらうように交渉をしてみましょう。
できない場合は解約するか、引き続きカードを保有するならば審査の緩い銀行に替えるかの2択になります。
○銀行との契約までにキャッシングを完済できるのであれば「完済条件付」で審査してもらう
住宅ローンの事前審査時にはお金がなかったとしても、あと数か月すればまとまったお金が入って来たり、親から資金援助をしてもらい、現在借り入れしているクレジットカードの返済ができる場合があります。
その場合、返済してから審査をしてしまうと、購入したい物件を買い逃すことに繋がりますので、後日確実に返済ができる場合は完済条件付きでローン審査を行う事で、借入がない状態でのローン審査を行うことができます。
(ここで注意すべきこととして、本人に返済予定以外の借り入れがあれば別です)
予定通りローン審査が通った場合、銀行とのローン契約(金銭消費契約)前に現在借りているカードローンの完済証明書を銀行に提出する必要があります。
「完済証明書」がなければ当然銀行と契約することができませんので、借金を完済する際には先にカード会社に「完済証明書」を送付してもらえるように依頼しましょう。1週間前後で送ってきてくれますので。
そのまま完済だけしてしまうと「完済証明書」が送られてくることはありません。
○延滞・異動があった場合、最後の手段。プロパーローンを使用してみる(信用貸し)
CICなどの個人情報を開示した結果、延滞や異動がありますと通常の住宅ローンではまず通りません。これは「借金を完済したとしても」です。その場合、全く持ってお金を借りられないか?というと、実はそうでもありません。
マイナーなやり方ですが一応方法はあります。
保証会社を使用せずに銀行からお金を借りる「プロパーローンを使用する方法」です。(いわゆる信用貸しです)個人情報の審査を厳しく行うのは銀行ではなく「保証会社」です。一般の住宅ローンでは銀行が個人の方に貸し出しをする際に「保証会社」を通さないと銀行はあなたにお金を貸してくれないはずです。(高い保証料を支払って)ところが「プロパーローン」では保証会社を使用しない為、銀行が個人の審査を行います。
ただ「プロパーローン」は保証会社を入れない代わりに、金利が住宅ローンの3倍程度の2%後半です。保証会社を入れないことで銀行はリスクを負うことになるので当然といえば当然ですが・・・・しかも銀行側と「一定の信頼関係」が無ければ成立しません。この場合の対象者は個人事業主や会社役員の方にはなると思われますが・・・
本日はここまで