そもそも繰り上げ返済を行った場合の将来の貯蓄は大丈夫?

住宅ローンを借り入れした場合、借金を背負うこと事から「早く返済しなきゃ」という焦りが生じてしまう方が非常に多いのではないでしょうか?

なぜなら日本人の多くの方が「借金はよくない」という教育で育ってきているではないでしょうか?

だから早く完済ができるようにと「繰り上げ返済」を一生懸命行おうとするのですが将来の貯蓄は大丈夫ですか?と問いたいです。

 

お金の使い道はなにも住宅ローンの返済だけではありません。

子供の教育資金や老後の貯蓄など、住宅ローンの返済以外にもお金がかかるポイントはあります。

「繰り上げ返済のデメリット」にもなるのですが、繰り上げ返済を行うと手持ちの現金がなくなるので、キャッシュフローが悪化してしまうという面があります。

 

仮にあなたの貯金額が100万円で、3年後に教育資金で100万円が必要になるとします。

この場合、100万円を繰り上げ返済で使用した場合、残りの3年間で100万円が貯められるのでしょうか?

独身であれば余裕かもしれませんが、家族持ちであれば難しい家庭だってあるはずです。

ここで言いたいことは使用用途が決まっているお金を繰り上げ返済に充ててはいけないという事です。

繰り上げ返済は余裕がある範囲で行うものであって、切羽詰まって繰り上げ返済を行うものではありません。

(繰り上げ返済貧乏になりますから・・・)

しかも住宅ローンは「35年間低金利で借りてもいいという権利」でもありますし、もしも借主が返済の途中で亡くなったとしても借入残金を保険処理される「団体信用生命保険」にも加入しているからです。

住宅ローンに関しては無理して繰り上げ返済をする必要はないという事を是非覚えてください。

 

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